【中華通販】Aliexpressでお買いあげ! #1 登録の仕方とアリババ内でのサイトの位置付け【お買いあげ】

 臙脂文字:最上(モガミン)

 さて、今回から数回に分けて、うちの嫁艦さんの要望だった海外ECサイトの使い方を特集していくんだけど、
 初っ端からクライマックスっぽくなってしまった感が。
 「時期的に仕方なかったんでしょ?
 また大きなセールが控えてるってたっちゃんと話してたし」
 そうそう。中国は25日から春節(旧正月)に入るから、
 そこでもAliexpressは大きなセールを打つよ。
 だから、それまでにひと通りの使い方を紹介した方がいいでしょ?
「そうだね。ボクも提督の力を借りずに買い物できると、いちいち提督に迷惑かけなくて済むんだけど」
 それは無理だ。カードに生体認証かけてあるからな。
「あ、そっか。そうだった☆」

青文字:アラジン(アラ坊)

「でも、そこまで防御を固めとかないとヤバい所なんすよね?
 まいど、お呼びに預かってアラジン登場っす!」
 来たか新担当。宜しく頼むよ。
「へ? 新担当って?」
 彼が『現代世界の商売の勉強がしたい』って話を振ってきたんでね、丁度年も切り替わった事だし、今回の企画から早速加わって貰う事になったんだ。勿論モガミンは、そのまんまメイン担当だよ。
「そっかー。提督の知識も大概偏ってるけど、検索と足で稼ぐ研究量は相当だしね。アラジンの参考に出来る事はたくさんあると思う。一緒に頑張ろうね」
「はい、こちらこそ宜しく頼むっす! えーと、何て呼べばいいでしょうかね?」
「提督とおんなじ『モガミン』でいいよ-。みんなそう呼ぶから」
 ……モガミンよ、なんか一言余計なんが混ざってなかった?
「気のせいw」

Aliexpressを使うために必要な手順

 たぶん気のせいじゃない気がするんだけど、まぁいいか……話が進まない。
 早速始めよう。Aliexpressも数多あるECサイトと同様に、買い物するには利用登録をしないといけない。

「依玖さん、すんません! 『EC』って、何の略っすか?」

EC(Electronic Commerce):

 『電子商取引』
の総称。物やサービスの売り買いに限らず、データの交換やオンラインマーケティングなどもここに含まれる。

 『ECサイト』と書かれた場合は、狭義では『自社の』、広義では『他社から仕入れた商品も含めて』取引を行うサイトの事を指す。
 これに対し、楽天やAmazonマケプレなどの『出品者が多数集まって取引を提供する』モール形式のサイトは『電子商店街』として区別されている。ATM取引・オンラインバンキングのような銀行サービスや決済サービスは『電子資金移動(EFT)』と呼ばれてこれまた別モノ区分になる。混ぜないように。

「提督、編集技術上げた?」
 編集段階で色々試してみた。これなら見やすいっしょ。
 用語やちょっとした小ネタなどを挟むときは、この辺の技をガッツリ活用していこうと思ってるよ。
「これなら、本題の流れとは切り離されるから見やすいっすね。
 わかんない専門用語は、ちょこちょこ聞くと思うんで、宜しくお願いするっす……」
 それはその都度教えるからいいけど、ある程度は資料漁るなりして知識仕入れといてね。そうすると話の流れがよりスムーズになるし、理解もしやすいと思う。

 ――というわけで本題に戻るけど、ここからは下準備の際の注意したい事についてね。

1)送付先住所の書き方

 まず、Aliexpressは基本日本語でのやり取りはできません。
 だから住所も英語で書く事になるんだけど、
 英語の住所の書き方は日本語とは逆なので、
 登録の際は先ずココ注意ね。

PC版登録画面での住所登録画面。

「中国のサイトなのに、中国語必須じゃなくていいの?」
 トラブル交渉の際には中国語ができると有利だけど、基本ココは越境ECという事もあってコミュニケーションの主体は英語が多い。英語ができない人は機械翻訳を使うとイイヨ。それだけでも大分マシになる。
「うへー。これ、オサレなマンションとかに住んでる人なんかは結構建物名だけでも書くの大変じゃない? 綴りとか棟とか号数とかさ」
 大変だと思うよ。実際。前の住所がそんな感じのとこだった。
 ポイントは、国際郵便で届くという事は、
 配達に来るのは地元の郵便局員の人だって事。
 だから最悪、『日本の郵便屋さんが一目でわかる』ように書ければ多少迷っても大丈夫、というわけだ。せめて、郵便番号だけでもちゃんとしてれば、近くには持ってきてもらえる筈。
「国ひとつとっても、書き方ってこんなに変わるんすねぇ……」

日本からの支払いはプリペイド式クレカで

 ここからは支払い方法の登録について。
 支払いには自社QRコード決済『支付宝(AliPay)』
 国際ブランドのクレジットカードが登録できる。
 国際取引でお馴染みの『Paypal』は使えないので、ココ注意な。
「あれ? もうひとつの方はPaypal使えたよね?」
 eBayはPaypal使えるね。米だとPaypal強いし。
「依玖さん、クレジットカードの『ブランド』って何すかね?
 カードにも、何か格付けのようなものがあるんすか?」
 概ねその解釈で合ってるよ、アラ坊。

クレジットカードのブランド:

 だいたいクレジットカードの四方隅に印刷されてくる
 各クレカ会社ロゴのことを指す。
 クレジットカードは大別すると海外でも使える『国際ブランド』発行国内加盟店のみで使える『国内ブランド』に分けられ、
 その中で『銀行系ブランド』『信販系ブランド』と更に二分される。

AliExpressで使える国際ブランド:

○VISA

 ○Master/Maestro
 ○JCB
 ○ダイナース
 ○Discover(日本国内入手不可)

 MaestroはMasterのデビットカードブランドなので、並記にさせてもらった。
「他にも使える支払い手段、あります?」
 一応銀行振込も使える事は使えるけど、
 手数料が3000円かかるので使う意味がなくなるね。
「手数料で商品の値段の10倍取られるねw」
 それ以前に、海外サイトで銀行やクレカの情報をホイホイと渡す事自体が危なすぎるよ。
 しかも日本を仮想敵国としている国のショッピングサイトに支払い情報を預けて、不正利用の温床にならないはずがない。
 そこで、私としてはプリペイド式のクレジットカードをお勧めするよ。

プリペイド式のクレジットカード:

 チャージした金額しか使えない仕組みの『プリペイドカード』に、クレジットカードのブランドを付け足す事で、クレジットカードと同様の機能を持たせたもの。

 クレジットカードで言う所の『利用限度枠』がそのまま『チャージ金額』に置き換わるので、余計な金を入れなければ比較的不正利用されても安全、という利点がある。

 基本的に審査不要で出して貰えるし、いろんな所が出してるので、自分に合ったモノを作るといい。
 カード型以外にも、モバイル画面上で使えるプリカもあって、
 『バンドルカード』や私の使ってる『ドコモ口座プリペイド』なんかがそのクチだ。
「提督~、それ、ボクにも使えるようにしてもらえないかな?
 提督居ない時だと買い物できないんだもん……」
 観音様に1日中お説教されたいの?( ゚д゚)
 ダメ。Aliexpressはプリカだけ登録だけど、KonozamaとかAPP Storeなんかは
 普通にメインのクレカを登録してるからね?
 自由に使われたらたまったもんじゃないデス。
 一番近いたっちゃんこですら、そこは触れないようにしてあるんだから、欲しいモノがある時は必ず私を通してくだち。観音様に見つからなきゃある程度何とかすっから。
「うぅ、ごめんなさーい……」
「なんか口挟みづらいんすけど、依玖さんがドコモ口座を使ってる理由を教えて欲しいっす。依玖さんはサービス選ぶ時は結構慎重だというのを、事前に教えて貰ったっすよ」

うちは一族郎党全員ドコモユーザーだから(私が親回線握ってる)
○発行から10日間有効な『ワンタイムカード』と有効期限の長い『レギュラーカード』を使い分けられる
○レギュラーカードの維持費(200円/月)ドコモ携帯料金との合算扱いになる
(キャリアフリー契約の場合は口座から200円引かれる)
○端末操作1つで利用可能・利用停止状態を即時切り替えられる
○近くにセブン銀行ATMが多く、チャージが容易
3Dセキュア(VISA社の本人認証サービス)が使える

 他にも『d払いに使い回せる』『後払い設定が楽』という利点もあるんだけど、一生日の目を見る事がない機能なので割愛する。
 同様のサービスを提供しているバンドルカードとの違いは、『ワンタイムカード機能の有無』『口座維持費の有無』『3Dセキュア対応』の3点だね。
 バンドルカードには口座維持費がないし、モバイルで発行してネット内だけで使える『バーチャルカード』だけの利用ならば、発行にも手数料がかからない。利用可能・停止の切り替えもできる。後払いもできる。
 その代わり、一部チャージ方法にかなりの手数料がかかる事と、現状増えつつある3Dセキュア導入店舗への非対応がネック。あそこで使う分には問題ないけど、他の国内加盟店でも使いたいと思った時が困る。
 そしてそういう時にセキュリティ面で活きるのが『ワンタイムカード』。10日間経てばカードそのものが消えるため、もしカード番号をお漏らしされてもより不正利用されにくい、って事。
「なるほど、より不正に使われないための仕組み作りっすか。考えたっすね」
 ただ、国際郵便で約1ヶ月近くかけて届くAliExpressの仕様上、
 ワンタイムカードで買い物すると商品が届かなかった時の返金紛争の際に困るんだけどね。
「あ、そうか!商品が届いた頃にはもうカードがないから、
 金を返して貰う所がないんすね!」

 そういう事。よく解ったね、アラ坊。
 なので、私の使い方としては、

1)商品代金を必要な分だけ(1000円未満は端数切り上げ)口座に入れる
2)レギュラーカードのステータスを『利用可能』にする
3)商品を決済する
4)数時間置いて、決済額が引き落とされている事を確認してから
 カードのステータスを『利用不可』に戻す

 こういう使い方をしているよ。
 ミソは『後払い設定はしない』『銀行口座やクレカ・携帯とプリペイド口座を紐付けしない』事。
 こうする事で、もし決済待ちのタイムラグ中に不正利用されたとしても、口座に数百円とか数十円しか入っていなければ残高不足で決済自体ができないわけだ。
 万が一コレ、後払い設定や口座紐付けによるオートチャージ設定があった場合、
 上限額5万円の範囲内で請求が来たり、勝手に引き落とされたりするからね?(ドコモ口座もバンドルカードも上限額はほぼ一緒)
「うぇ、勝手に金が減るってのはすっげぇ怖いっす!
 い、一応、救済みたいなのはあるっすよね?」
 通常のクレカ等と同じように不正利用に対する補償制度はあるけれど、そこに至るのは最終手段だと思っておけば良いよ。不正利用されたって事は『使う側のガードが甘かった』って事でもある。どこから漏れたか、漏れそうかってのには常に気を配ってないといけないよ。明細とのにらめっこは大事。
 『ID・パスワードに同じ文字列の使い回しをしない』『総当たりで突破されやすい文字列を使わない』『年齢や誕生日等、推測されやすい数字を使わない』『信頼できないと思ったサイトでは買い物をしない』
 コレがネットショッピングでの自衛鉄則。賢く使って身を守ってね。
「そうだ、思い出した! プリカだったら5万円くらいで済むけど、
 提督の持ってるクレカには上限100万円なんてのもあるもんね……
 ボク、相当怖い事言ってたんだね……」
 そういう事です。
 そんな金額を与り知らない所で使われたら、首吊るしかなくなっちゃう。
 だからマジでやらないでね、モガミン。

 今回はこの辺でシメて、次回は実際にモノを買う時の話をするよ。

-おまけ- 『阿里巴巴集団』と傘下のECサイト達

 というわけで、モガミン、アラジン、おつかれ。
 ……と、どうだったね? ついて行けそう?
「ボクは大丈夫。解りやすかったよ」
「俺は……ちょっと自信ないかも……
 手空きの時は補習にも応じるからね、わかんない事があったら遠慮なく来てね。
 本当は、ネットショッピングの自衛鉄則なんて『アルテミスと学ぶパソコン講座』のほうで、虚空蔵菩薩さんシメながらやろうと思ってた話なんだけどね。
 あの人結構いろんな所で未遂やらかしてくれるから。
「その時はその時で、改めてやれば良いと思うっす。
 やる時は、ぜひ俺も混ぜてくださいよ」
 いいよ。いつになるかはわかんないけど、商売とは切っても切り離せない話だからね。

 さて、ここからはちょっとこぼれ話なんだが、
 AliExpressを運営する『阿里巴巴集団(以下アリババ)』は、他にも大きなECサイトを持っているんだ。
 モガミン、街に出た時に、『天猫』っていう文字列を見た事ない?
「あ、よくムスメちゃんの服とか買う時に、西松屋ってとこで見るね。
 あのサイトもここがやってる所なの?」
 そうそう。『天猫(テンマオと読む)』は、同じアリババグループがやってる
『中国国内向け』のBtoCサイト。企業(現地法人・審査アリ)が出店して個人に売る、という形態は楽天やAmazonマケプレのそれだね。
「依玖さん……BtoCって、何すか……」
 はいはい。今説明するよ。

B to C(B2Cとも書く):
 『企業対消費者間取引(企業が個人消費者に対して取引する)』のビジネス略語。
 英語では『Business to Consumer』と書く。
 これに対し、『B to B』と書かれた時は『Business to Business』
 『企業間取引(会社同士で取引する)』の略になる。
 メルカリやヤフオクなど、個人が個人を相手に直接取引する形態は
 『C to C(Consumer to Consumer、消費者間取引)』と呼ばれる。

「なるほど、取引する相手との組み合わせで、また分類されるわけなんすね」
 そうそう。他にも『Business to government(企業対政府間取引)』、
『Business to employee(企業対従業員取引)』なんてのもあるけどね。

■BtoBサイト
・Alibaba.com(越境。世界貿易用のBtoBマーケットプレイス)
・1688.com(中国国内専用の貿易マーケット)
■BtoCサイト
・天猫国際(Tモールとも言う。中国国内の個人消費者を対象)
・AliExpress(越境。世界の個人消費者を相手にした取引サイト)
■CtoCサイト
・淘宝網 (taobao、タオバオワンと読む)
(CtoC取引の他、『淘宝商城(タオバオモール)』でBtoC取引も行っている)

 で、アリババが運営してるサイトをコレに従って分類すると、こうなる。
「すごーい、ショッピングサイトだけでもこんなにあるの!」
「規模が桁違いっすねぇ!」
 でも、実際問題、個人が普通に買い物用として使えるのはAliexpressだけだよ。
 天猫や淘宝網では代行業者を通さないと日本には届けて貰えないし、
 企業が相手の1688やアリババ本サイトでは最小ロット数の既定がある。
 個人輸入販売でも行わない限り、1000個とか買ってもしょうがないでしょ。
 代行業者ナシでも送ってもらえる事例もあるけれど、
 その場合は中国語での直交渉必須。
 ぶっちゃけ、価格に対して苦労が割に合わないw
「個人でちょこっと買って使うだけなら、AliExpressでいいって話なんすね」
 そうだね。それに、この間もちらっと触れたように、この辺のサイトで仕入れた品物が結構日本のAmazonに流れてきてるから、余計なトラブルに遭いたくなければ日本国内に流されてる分を買う事をお勧めするよ。配達してくれるのもクロネコさんとか飛脚さんだしね。

 それじゃあ、おまけ部分も此処でシメよう。
 この後、AliPay含めソフバンとのつながりの話までし出すと中韓事案になるからな……

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