臙脂文字=最上(モガミン/アイコン左)
青文字=アラジン(アラ坊/アイコン右)
さて、AliExpress特集記事の2回目だ。
今回は、実際に登録した住所と口座を使って、
モノを買って決済するまでの手順についてやっていくよ。
「待ってました! コレが知りたかったんだ、ボク」
商品画面の見方
実際の商品画面はコレ。
「あれ、これ提督がちょっと前にリストに入れてた奴じゃん。
買っちゃうの? セール待たずに買っちゃうの?」
うん。今回のためにね、ひでよさん1枚用意してきた!
既にドコモ口座に入金済みだ。
「それ……観音さん、知ってるの?」
茶文字=観音菩薩(観音様)
「知っていますよ。昨日、依玖さんが私の前で土下座してましたから。
『商品購入までの一連のSS取りたいんで、1000円使わせてくれ』って。
大掃除も頑張って大分所有物も減りましたし、次回の予算から1000円差し引く事で了承しています。それと、今回は私も参加させて頂く事にしました」
「提督……」
仕方なかったんだよ……(遠い目)
さて、説明に移ろうか。
左には商品の紹介画像。下の小さいサムネイルにマウスオーバーすると画像が切り替わって他の画像説明が見られる。中には動画を使った物もあるよ。
モバイルの場合は、商品画像を左右スワイプで切り替えられるよ。
「依玖さん、商品の値段に幅があるのはなんでっすか?
後、その下の『インスタント割引』ってのも気になるっす」
それは、同じページ内でもこうして
選んだ商品(オプション)によって値段の上下があるから。
端子だけだとほぼ最低価格だけど、ケーブル本体を頼むとこうやって値段が上がるし、
Lightning・MicroUSB・Type-Cの各端子でも価格が違う。
「なるほど。この仕組みを知らずに最低価格だけを見て商品を頼もうとすると、
突然値段が変わって訳がわからなくなってしまう、というわけですか……」
そうなんです。観音様、補足ありがとうございました。
『インスタント割引』っていうのは、
『この商品を指定の金額より多く買うと、この値段を引いてあげるよ』っていうもの。
金額が多ければ多い程値引かれるけど、基本大量買いしたい人とかのためのシステム。
1点買いとかならあまり気にしなくてもいいよ。
で、商品が決まったら買いたい数を指定して、
下の『すぐ買う』か『カートに入れる』を押す。
『すぐ買う』と『カートに入れる』の違い:
○すぐ買う
ボタンを押すと、輸送アドレスと支払い方法を選ぶ決済画面に移る。
○カートに入れる
ボタンを押すと、ショッピングカートに商品がリストアップされる。
リストアップされた商品は一斉決済したり、部分的に選んで決済したりする事もできる。
その場で1点即決する場合は『すぐ買う』、
いっぺんに多数の商品を選んで一括で決済したい場合や輸送先を分けたい場合・セール狙いで前もって商品を選んでおきたいときなどは、『カートに入れる』を選んで、後でショッピングカートから決済するといいよ。
私はセールの時に予算内でまとめてガッツリ買っちゃうタイプなので、
ショッピングカートからの決済が圧倒的に多いかな。

『すぐ買う』の決済画面

『カートに入れる』の決済画面・その1

『ショッピングカート』メニューから決済を始めると現れる、
決済用のフローティングメニュー。
配送方法と配送料に関して
「配送会社によって、随分届く日数と料金に差があるのですね……」
そうそう。基本、配達証明付きの配送の方が早く、確実に届く。
4桁台の商品だと、最初から配送料無料で『ePacket』『AliExpress Standard Shipping』『China Post Registered Air Mail』といった配達証明付きの配送方法で送ってくれる所も多いよ。
ただ、ここに書かれている日数はあくまで目安でしかなくて、
実際には大型セールなどの繁忙期や春節などの大型連休を間に挟んだ時、セラー(売り手)が商品の準備に時間がかかったり……といった理由でも左右されるから、一概には言えない所もあるね。
「しっかし……安いっすねぇ、送料……」
「そうだね……楽天とかだと、結構1回に700円とか取られてなかった?」
国内配送料それなりに高いからねぇ。
ちょっとした小物や部品だけ買おうとすると送料で2倍3倍かかるとかあるある。
「これは、どのような仕組みでこの低価格配送が実現されているのです?」
○元々の発送コストが日本より安い
○たくさんの業者がしのぎを削っている
主な理由としてはこの辺り。
「『超』大量輸送って?」
これは、港や空港にある荷物が一定量になるまではずっとそこに留め置いといて、
ある程度量が溜まったら一気に船や航空機に詰めて輸送するやり方の事。
そうすると、一度で大量の荷物を捌けるからかなり送料を安く抑えられるんだ。
「あー、なるほどなるほど……
つまり、他の荷物が貯まるまではずっと港に置いたまんまってワケだから、
だから、発送されてから手元に届くまでの期間が非常に長くなる時があるんすね」
勘が良いな。そう、概ねアラ坊の言ったとおりだよ。
逆を返せば、荷物が溜まらないとずっと原産国から動かない、って事だから。
「最後の方のやたら送料が高い配送方法、これは何でしょう?」
これは『国際宅配便』というものです。FedEx(フェデックス)とかが有名ですね。
クロネコさんや飛脚さんの全世界版と思ってくれて差し支えないです。
勿論言うまでもないが、ヤマトも佐川も国際宅配便サービスをやってたりする。個人だと使えないだけで。
高額一点モノ商品を安全に買うなら、こちらの方がお勧めですよ。
詐欺られない限りはほぼ確実に、早く手元に届きます。
それと1個注意したいのは、この配送料、商品1点毎にかかってくるので、
買う時の総額は送料まで含めて吟味しないとね。
カートから買いたい商品にチェックを入れると、送料も含めた総額を見る事ができるよ。
……これがあるからカートに入れた方が使いやすいとも言うけど。
「依玖さん、そこは……小物商品だったら、まとめてもらってその分の送料を払う、とか
そういった方法、取れませんかね……?」
応じてくれるセラーもあるけど、セラーと要交渉ですな。
英語主体でも良いけど、セラーの中には英語が通じないのも居るから注意した方が良いよ。
できれば中国語が確実。
「結構ハードル高いっす……」
信頼できるセラーから買うために
「ところで提督、『信頼できる』『できない』は、どこで見分けるの?
提督は、どんな風にやってるの?」
○ストアの注文数(多いほど取引実績がある)
○ウィッシュリストに追加した人の数(リピートできる安心セラー)
○メーカー直販(アフターフォローで有利)
AliExpressではその性質上、『たくさんのセラーが同じ種類の商品を取り扱っている』という光景に何度も出くわす事があるけど、その中でも『信頼のあるセラー』を見分けるための指標となるのがこの辺り。
捌く注文数が多ければそれだけ実績があって人気もあるという事の証左でもあるし、
『人が人を呼ぶ』という言葉の通り、ウィッシュリストの追加数が多ければ
『継続してチェック・取引している人が多い』という事でもある。
ただし、日本アマゾンの例(組織的大量サクラレビュー投下・レビュアー買収)もあるし、
鵜呑みはしちゃダメ。
あくまでも『まだマシな(検閲削除)を選ぶ』的な感じで参考にしよう。
それと『メーカーが直販ショップを持っていたら、できるだけそこから買え』
――というのが私の鉄則。
メーカーから直取引で製品買う、という事のアフターフォローの強みもあるし、
何より在庫切れ→仕入れ待ち(発送大幅遅れ)というコンボが発生する事がない。
大手商社・物販系でもこの辺の在庫トラブルは避けようがないからね。
そこも『作り手から直接買う』事の強みのひとつだよ。
さて、今回はこの辺でシメにしましょ。
次回は『届くのを待ちながら』って事で、商品が届くまでの話と、
なかなか届かない場合の『購入者保護』に関してやっていくよ。
モガミンとアラジンはお疲れさん。観音様もありがとうございました。
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