【文具】『最新』を追いかけない生活

 年末から今でもちょこちょこと続いている断捨離作業で大量にモノを処分して、現在では作業の度に机上を真っ新にできるほどにはすっきりした空間に変貌した。
 その作業で捨てた物の中には、未使用のノートやメモ帳だったり、使わなくなった道具だったり、容れ物だったり、万年筆のインクなんかもあったわけだけど、今それらに対して何か意識することがあるか、って言うと、ない。
 強いて言うならば、『あぁ、なんでこんなに買っちゃったんだろうかなぁ』って気持ち。コレみんな多からず少なからずお金払って買ってる物なのに。
 そしてその欲の源泉を辿ってみると、『割と文具レポートとか書いてる人って少ないし、その分野で何か残すことができたら、注目してもらえるんじゃないかな?!』というしょうもない自己顕示欲と承認欲求が根底にある事に気づく。
 結局私が私以外の何者にもなれないことは既に身に染みて解っていることだし、だからこそ今の活動内容に舵を切ったわけで、いい加減この辺の『購買行動に頼った欲望の晴らし方』とは一線を画す必要があった。

そして、今はどうなっているか



 赤文字:堀辰雄(たっちゃんこ)



 超☆ドシンプルw

「いやいやいやいや、いきなりシンプルになりすぎじゃないですか!!?」
 だよねぇ。今までの私からすると。
 最近はもう、これだけ。めぼしい状態の良い奴は片っ端から売りに回しちゃって、今はコピー用紙とバラ紙とルーズリーフ、後は土台確保のためのクリップボード。それだけで事足りるようになっちゃった。
 で、時折処分に踏み切れなかったり、状態が良くなくて売りに出せなかった紙モノをネタ出しやプロット作りやその他のメモ書きなんかで使っているよ。
 やっぱね。私もね、他人の事言えなかったんだよね。
 『SNSで魅せるためにモノを買う』。やってたことはまんま、私が蛇蝎のように嫌ってたそれでしかなかったわけよ。モノ本来の役目である『使い切って役目を全うさせる』事からめっちゃくちゃ大きく外れてる。
 それでさ、私、オフィス勤めとかしたことないし、今後もすることはないだろうから、『オフィス用途で威力を発揮する文具』とは無縁な存在だからね。そして、現在の『便利文具』と呼ばれる最新文具や文具・ノート活用術などのビジネス本の標的は、そのオフィスユースだったりするわけですよ。
 そりゃ私とは合う筈がない。
 で、一昨年の冬辺りから中華文具に手を出すようになって、そのデザインのかわいさに触れて気づいたのが『気分の上がるものを求める』という所でね。
 ちょくちょくTwitterに上げたりしてるけど、単なるコピー紙でも角丸パンチで外側の角を丸めちゃえばルーズリーフっぽく見えるじゃない?
 それだけでも満足できちゃうことに気づいたんよ。私のやる事なす事って全部が全部自己満足の為だから。だからそこで満足できればそれで良い。そんだけ。
 色や形が好みなら、100円Shopの品物でも構わない。中華文具でも構わない。
 でも余剰在庫になりそうな買い方はしない。それが今の私の使い方だよ。
「随分と思い切った方向に振り切れちゃいましたね……」
 それだけね、処分作業で思うところが沢山あったからね。
 未使用の紙モノでも、リサイクルショップ持ってったら10円かそこらにしかならないもの。お金になって戻ってくるだけまだマシだとは思うけどさ。
「そうですね。10分の1、100分の1でも戻ってくればそれで……って感じですよね。
 あれ? でも依玖さん、画材は全く処分しなかったんですよね?」
 うん。画材はね、手元に残してある。
その気になったら、また絵の練習、やろうと思って。
「腕を戻して、ブログのバナーも僕達の紹介も、いい絵をたくさん描いてくださいね。
 そのうち、ムスメちゃんと一緒にお絵かきするのもいいんじゃないですか」
 もうちょっとムスメが大きくなったらね。今はまだ難しい。

 ――で、これから文具のコーナーでは、『こんな使い方してるよ』的な話で書いていこうと思うのね。もうネタのために新モノ買うようなことはしなーい。
 これまでちょくちょく行ってた定点観測も、止めるよ。地味に車での移動時間って、ロスタイムに等しいから。
「流石に御自身で運転される都合上、移動中に作業が全くできませんものね」
 そうそう。3人で出かけるときは大概パパパが運転手やってるけど、揺れる車内で書き物なんかしたら間違いなく胃の中身が出るw
 書いた物は都度ハッシュタグ付けてTwitter・Instagramに投げる。
 『気分をアゲる文具の使い方』 みたいな感じで、日常枠として緩く書いていければなー、と思ってる。特集記事にとっかかるのが疲れたときの更新枠(
「それって半分現実逃避じゃないですかー!
 まあ、それでも更新はしてるわけですから、僕としては構いませんけれども……」
 1000文字から1500文字くらいでコンスタントに書けそうなのが欲しかったのん。
 確かに現実逃避には変わりないかもしれんな。

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